今、おいしい!旬の沖縄県産食材
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  • 車えび
  • タンカン
  • 大人の好奇心をくすぐる冬の沖縄旅

旬のおいしさを丸ごと食べる汁物でパワーチャージ

『ニガナ』を添えておいしく!

ビタミンCやカリウムを豊富に含むニガナは、琉球王朝時代から健康のために食されてきました。現在は汁物に添えるのはもちろん、細かく刻んで島豆腐と和えたり、カラッと揚げて天ぷらで食べるのが人気です。


沖縄には、家庭や食堂で毎日食されている具だくさんのみそ汁や、病気の時や疲労回復に飲まれたシンジムン、祝い事や親戚が集まる席で振る舞われるお汁など、たくさんの種類の汁物があります。汁物は、シンジという調理法で作られますが、これは「煎じる」という意味です。またシンジには、ただ煎じるのではなく、食材が持っている栄養素を煮出すという意味が含まれています。とことん煮出して滋養のある栄養を汁の中にすべて出し切り、そのスープを丸ごと飲んで元気をもらうのです。

そんな汁物に用いられる食材は、魚や肉、野菜など種類が豊富。沖縄近海で獲れる魚は、脂身の少ない淡白な白身が多いのですが、ミーバイ(ヤイトハタ)やアバサー(ハリセンボン)は、旨みをたっぷり含んだ出汁が出るので人気の具材です。イラブー(ウミヘビ)、イカの墨といった珍しい食材も、濃厚な味が楽しめます。また肉類では豚はもちろん、牛や鶏がもっともポピュラー。滋養強壮が強いとされるヤギは、独特の匂いが特徴ですが、高価な食材として珍重されています。そして、島ニンジンやタイモ、島ダイコン、ニガナなど、冬に旬を迎える島野菜は、ビタミンやミネラルを豊富に含み、寒い時期に不足しがちな栄養素を補ってくれる貴重な食材です。
沖縄の汁物は、どれも滋味深い味わいで、お腹も心も満たしてくれるものばかりです。旬のおいしさと栄養が詰まった沖縄の汁物を、ぜひご賞味あれ。

島ニンジンと豚の肝を使った 「チムシンジ」

豚の肝であるレバー(チム)や島ニンジンを煮込んだチムシンジは、カツオだしベースのシンプルな味つけ。体力が落ちていたり、風邪を引いた時など、食欲がない時でもするりと食べられる汁物です。やわらかな食感で味にクセがなく、煮込むと甘みが増す島ニンジンは小さな子どもでも食べやすく、栄養満点の島野菜。体をほっこりと温めてくれます。

島ニンジンレシピ
  • 島ニンジンのお汁
  • 島ニンジンのお汁
方言で黄色い大根を意味する「チデークニ」とも呼ばれる島ニンジン。カロテンやペクチンが豊富に含まれ、体力のつく滋養食として重宝されています。主な生産地は、中城村や糸満市です。
<旬の時期:11月上旬~2月下旬>
  • 島ニンジンのお汁
  • 島ダイコンのお汁
島ダイコンと豚のあばら肉がゴロリ「ソーキ汁」

ソーキ(豚のあばら肉)と島ダイコン、昆布をカツオだしで煮込んだソーキ汁。調理に時間がかかるので、お盆や正月など、特別な日に振る舞われることが多い汁物です。やわらかく煮えたソーキのおいしさはもちろんですが、厚めに切った島ダイコンにだしや昆布の旨みが染み込んで、とっても美味。具だくさんで具材も大きいので、メインにもなる一品です。

島ダイコンレシピ
沖縄在来種である島ダイコン。丸々と大きく、みずみずしくて甘みが強いのが特徴です。調理をしても煮くずれせず、味もよく染み込みます。国頭村や大宜味村、中城村が主な生産地です。
<旬の時期:12月~3月>
やわらかなイモと茎の食感が楽しめる「ムジ汁」

独特の粘りや風味が特徴のタイモは、子孫繁栄をもたらす縁起物として、沖縄の行事料理には欠かせない食材。そして芋茎(ずいき)はムジと呼ばれ、繊維を取り除いて調理します。ムジとタイモ、豚肉、島豆腐を煮込み、味噌で味をつけたムジ汁は、やわらかいタイモが溶け出し、味わい深いとろりとした仕上がり。薄緑色の茎はやわらかく、とても食べやすい汁物です。

タイモレシピ
  • 島ニンジンのお汁
  • タイモのお汁
デンプンが豊富で、カリウムやカルシウム、鉄分、ビタミンを含むタイモ。生のままでは腐敗が早いため、蒸して流通されます。県内での主な生産地は、宜野湾市や金武町です。
<旬の時期:12月~4月>

カツオ

新鮮で活きのいい沖縄の車えびそのおいしさの理由とは

「姿の伊勢エビ、味の車えび」といわれるほど、おいしい車えび。甘みが強く、プリプリとした食感が楽しめます。高タンパク質で低脂肪、身にはコレステロールを下げるタウリンが、やわらかい殻にはカルシウムが含まれているので、丸ごと食べるのがおすすめです。そんな車えびは、沖縄が生産量日本一。生産量は久米島がもっとも多く、南城市、宜野座村、宮古島や石垣島でも生産されています。
那覇より西へ約100キロの位置にある久米島では、豊富なミネラル分を含む海洋深層水を取水することができ、養殖場では海洋深層水を使って、稚えびを育てています。栄養をたっぷりと吸収した稚えびは丈夫に育ち、病気やウィルスに強いのが特徴。抗生物質などは、ほとんど使わないそうです。

初夏から5ヵ月ほどかけて育てられた車えびは、冬の今が旬。市場では高値で取引されますが、沖縄では気軽に味わうことができます。鮮度抜群なので、刺身や握りで楽しめることはもちろん、加熱すると甘みが増すといわれ、天ぷらやフライも人気です。沖縄でしか味わえない新鮮な車えびを、ぜひご堪能ください。

車エビレシピ

にぎり

プリッとした食感に、ほんのり感じられる甘み。エビの中でいちばんおいしいといわれる車えびは、生で味わうのもおすすめ。身も透明で透き通っています。

天ぷら

さっくり、カラッと揚がった衣の中にプリップリの車えび。鮮度のよい、素材のおいしさを活かして、そのまま食べてもよし、シンプルに塩で食べてもよし!

串焼き

鮮度抜群なので、焼き加減はミディアムでもOK。車えびの風味をしっかり楽しみたいのならウェルダンで。頭から尻尾まで、車えびのおいしさを堪能できます。

車えびフライ

殻もやわらかい車えびなら、フライにして豪快にかぶりついても美味。プリプリとした身の甘みやコクに加え、カリカリとした殻の香ばしさも味わえます。

冬の果実「タンカン」を生で味わおう!

ポンカンとネーブルオレンジの自然交雑でできたタンカン。柑橘系の中では、もっとも糖度が高く、果汁もたっぷり。
沖縄では冬の食卓や正月の飾り付けに欠かせない果物です。寒暖差が大きいほど甘みが増すといわれ、本島北部で栽培されています。最近では、県外への贈答用としても人気を集めています。

そんなタンカンがもっともおいしいのは、1~2月。フレッシュなおいしさをすぐにでも味わいたいのなら、タンカン狩りに出かけてみてはいかがでしょう。

  • やっぱり採れたてを食べるのがいちばんおいしい!

本部町(もとぶちょう)伊豆味(いずみ)のタンカン園では、たわわに実ったタンカンを木からもぎ取って、その場で味わうことができます。また、たくさん収穫しておみやげに買って帰ったり、中には自宅へ配送してくれる農園もあります。
タンカンの収穫時期は、寒緋桜の開花と重なります。タンカン狩りを楽しみながら、日本一早い花見を楽しむのもおすすめです。

タンカンレシピ
タンカン加工品も充実
フレッシュなおいしさを閉じ込めた加工品なら、おみやげにもピッタリ。焼菓子やジュース、ジャムにお酒まで、果実本来の甘酸っぱいおいしさがギュギュッ!
左上)タンカンアンダギー(もとぶHandMadeアセロラファクトリー)
右上)生しぼり沖縄タンカン梅酒(崎山酒造廠)
左下)クニガミドーナツ・タンカン味(クニガミドーナツ)

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